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藤井康生 NHK元大相撲実況

ふじいやすお

大相撲アナウンサー

学校法人大阪学院大学特任教授

大相撲ジャーナリスト

公益財団法人日本相撲協会記者クラブ会友  JRA日本中央競馬会記者クラブ会友

NHK入局後からスポーツ担当大相撲実況アナウンサーとして活動。初めて実況を担当したのは1985年の春場所であった。1988年春場所に幕内実況デビューし、1995年秋場所に初めて千秋楽の幕内実況を担当した。福岡勤務時は九州場所担当として、名古屋異動直後は50回目の節目を迎えた名古屋場所の担当としてそれぞれ全国のアナウンサーをまとめ上げた。定年を迎えた後も、嘱託の立場で実況を継続していた。大相撲を実況するアナウンサーは、その専門性や若手の手本になるという観点、経験が重視されやすいという面からも定年を迎えてもしばらくは引き続いて実況を担当するケースが他のスポーツ実況に比べて多い。2019年5月場所の時点でも現役のため昭和、平成、令和の3時代にまたがって実況している唯一のアナウンサーであった。

来歴)

昭和32年1月7日生まれ 岡山県倉敷市出身 岡山朝日高校~中央大学法学部卒昭和54年4月 日本放送協会(NHK)入局

北見―京都―大阪―東京―福岡―東京―名古屋―東京の各放送局に勤務

令和4年1月31日 NHKを退局

令和4年5月1日 学校法人大阪学院大学特任教授に就任

NHKアナウンサーとして43年間、おもにスポーツ放送(大相撲、競馬、水泳など約30種)を担当。

《大相撲》

昭和59年名古屋場所から約38年間担当。平成13年夏場所千秋楽、貴乃花が膝を脱臼しながら武蔵丸に勝ち、鬼の形相となった一番や、平成21年初場所千秋楽の朝青龍、白鵬両横綱の大熱戦などを実況。

《競馬》

昭和62年から約34年間担当。平成2年の有馬記念、オグリキャップがラストランで優勝したレースや、平成5年の有馬記念でトウカイテイオーが1年ぶりの復活優勝を果たしたレース、平成17年ディープインパクトの三冠達成となる菊花賞のレースなどを実況。

《海外スポーツ》

1992バルセロナ、1996アトランタ、2000シドニー、2004アテネの各オリンピック。担当競技は、競泳、柔道、マラソンなど。アトランタでの柔道野村忠弘選手、シドニーでの女子マラソン高橋尚子選手、アテネでの競泳北島康介選手(NHKハイビジョン)、女子マラソンの野口みずき選手(NHKハイビジョン)などの金メダルを実況。アトランタでの女子マラソン、有森裕子選手の「自分で自分を誉めたい」や、シドニーでの競泳女子個人メドレー、田島寧子選手の「めっちゃ悔しい、金がいいです」などのインタビューを担当。アテネオリンピックのNHKハイビジョン開会式、閉会式、冬は長野オリンピック開会式を担当。その他、テニスのウィンブルドン選手権、水泳の世界選手権、アジア大会など。

《その他》

「スポーツタイム」(平成5年4月~平成7年3月)などのスポーツニュースキャスターや「あなたも挑戦 ことばゲーム」(平成16年4月~平成17年3月)などのクイズ番組司会、「探検ロマン世界遺産~マチュピチュ~」(平成19年5月)などのリポーターも務める。

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